研修医・医学生の声


当教室で研修された臨床研修医や実習を経験した医学生の生の声をお聞きください。




2015年度

医学部学生5年 内山 真



328~42日にかけて、ラスベガスで行われたORSに参加させていただきました。昨年4年生時の4~7月での研究実習(リサーチクラークシップ)で整形外科を希望させていただき、小林直実先生のご指導の下で研究をさせていただきました。


 研究内容としては、THA後における骨代謝マーカーと骨密度の変動についてというものでした。もちろん整形外科に関する知識がほとんどない状態であっただけでなく、電子カルテの見方、統計の方法などわからないことだらけでのスタートでしたが、小林先生をはじめとする先生方のご指導のおかげでなんとか研究として形にすることができました。そして実習の最後には優秀者のうちの一人として表彰していただくこともでき、非常に有意義な実習期間となりました。


 実習期間が終わったあと、せっかくなのでORSに抄録を出そうと先生に勧めていただき、これもまた初めての経験だったのですが英語で抄録を書き、なんとかポスター発表をさせていただけることとなりました。今年のORSはラスベガスで行われるとのことで、海外に行ったことのなかった私としては非常に不安でいっぱいだったのですが、先生方は皆様本当に優しく、とても楽しい時間を過ごすことができました。毎日先生方に食事やショーに連れて行っていただき、医局員ではないただの学生であるのにもかかわらず、チームの一員のように接していただき本当に感謝しています。


 肝心のポスター発表は、質問されたらどうしようと不安でいっぱいだったのですが、結局特に質問をされることはなく、ホッとした反面、少し残念な思いもありました。おそらく自分の自信なさげな雰囲気が伝わってしまったのだと思うので、英語で自信を持って質問に受け答えできるようにしっかり勉強して、将来チャンスがあったらリベンジしたいと思います。そしてゆくゆくは英語でのオーラル発表も目指したいです。


 帰りの飛行機がオーバーブッキングになって1泊余計に泊まることになったのも今考えるといい経験になったと思います。

 正直私は整形外科で実習をさせていただくまでは、医師の仕事として、患者さんを診るこの印象がほとんどだったのですが、先生とお話させていただいたり、実際に海外の先生方の研究も目の当たりにしたりして、医師は一人の研究者でもあるのだという思いが非常に強くなりました。自分の研究の成果をたくさんの人に伝えるということの難しさ、大切さを学ばせていただけたという点で、今回の経験は私の人生の中でも本当に大きな財産となったと思います。今回このような機会を与えてくださり、お忙しい中大変親身になってご指導してくださった小林直実先生を始めとする整形外科の先生方、細やかなお気遣いをいただいた秘書の佐治さんには本当に感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。


2012年度

臨床研修医 小林 明裕

卒業大学:金沢医大 2012

 

整形外科研修を終えて

あっという間に過ぎ去った2か月間の研修を振り返る前に、横浜市大の整形外科の先生と初めて仕事をご一緒させていただいたときのことから話したいと思う。

20128月から2か月間、私は横浜市立大学附属市民総合医療センターの高度救命救急センターで研修をしていた。そこでは、救急科の医師はもちろん、整形外科・脳外科や形成外科、循環器内科から精神科まで、様々な分野の専門家が協力し合い、三次救急を支えていた。もともと整形外科の外傷領域に興味を持っていた私は、救命所属の整形外科の先生方とともに、骨盤骨折や開放骨折といった重症外傷の診療にあたることができた。担当症例の手術だけでなく、研修医が入る予定のない手術にも希望すれば積極的に参加でき、最終的には上級医の指導の下、開放骨折に対する創外固定を立てる機会も得ることができた。この貴重な救急での経験が、私の整形外科への興味をさらに駆り立てるものとなり、その後の附属病院整形外科での研修につながることになった。

2012年10月、激動の研修を終えた私を待っていたのは、全く別の顔を持った整形外科研修だった。そこには他の医療機関では困難であった症例が集まり、確かな技術を持った先生方により最先端の医療機器が駆使され手術が行われていた。別次元とは、まさにこのことであった。さらにそれを顕著に感じたのが、2か月間指導していただいた股関節グループの手術であり、特に初めてナビゲーションシステムを用いたTHAを目の当たりにしたときは、その正確さに驚きを隠せなかった。その他、化膿性股関節炎に対する骨頭切除+HAブロック留置術、大腿骨頭壊死症に対する大腿骨頭回転骨切り術などの手術にも参加させていただき、非常に勉強になった。さらに、基本的な縫合や手術器具の使い方から、執刀医をどれだけサポートできるかといった心得も教えていただき、外科医を志す者として、これ以上勉強になることはなかった。

2か月間、いや広い目で見れば4か月間、様々な症例を経験させていただいた。ただし、整形外科領域の疾患は非常に多彩であり、経験できたのはその一部に過ぎない。2年間の研修を無事終え、医師として成長することができたら、再び整形外科の世界に飛び込んでみたいものである。

 

臨床研修医 黒澤修兵

卒業大学:信州大学 2012

私は膝グループで1ヶ月間研修させて頂きました。膝グループは赤松先生を中心に面白く優しい先生ばかりで、グループとして非常に雰囲気が良く、楽しく研修することができました。初めての外科研修で右も左もわからない自分に一から丁寧に指導して頂き、ほんの少しですが医師として成長し、整形外科の楽しさに触れることができました。また膝グループだけでなく、他のグループの先生方も仲良く接してくださり、様々な手術を見学させて頂いたり、阿多先生の計らいで神奈川県子供医療センターを見学する機会も頂きました。さらにプライベートでもラグビー部出身である繋がりから三橋先生と東先生にラグビートップリーグの試合に招待して頂きました。このように1ヶ月と短い間でしたが、沢山の先生方のおかげで今までにない非常に有意義で楽しい研修となりました。この場を借りてお礼を申し上げます。

2011年度

臨床研修医 副島裕太郎

卒業大学:佐賀大学 2011

整形外科での研修を終えて

 

 1ヶ月という短い期間でしたが,多くを学ぶことができた1ヶ月でした.

手術を見学したり実際に手洗いをして助手として参加したりすることでしか見えてこないことはたくさんありましたし,手術にかける先生方の意気込みを感じ取ることができました.

また,上肢・腫瘍・リウマチの外来を主に見学させていただきました.整形外科診療の一端を垣間見ることができましたし,忙しい診療の時間を割いて問診,診察や画像診断などについて教えていただいたことは大変勉強になりました.また新患の初診を簡単にですが取らせていただいたのもいい経験になりました.

朝夕のカンファレンスも学ぶべきことは多かったです.術前・術後カンファではプレゼンテーションに関することも含めて診療についての「勘どころ」のようなものを盗み取ることができましたし,学会発表の予演会では整形外科のアカデミックな側面に触れることができていい刺激になりました.

医局の雰囲気をすごくいいもので,居心地が良すぎるぐらいでした.先生がたにはとても親切にしていただいて,感謝しています.

この1ヶ月,大変お世話になりました.本当にありがとうございます.

 

 

2010年度

臨床研修医 平井大士
卒業大学:名古屋大 2009年
私は研修医の2年目に1カ月間、整形外科の股関節グループで研修をさせて頂きました。大学で研修しよかったと思う点を2点挙げたいと思います。
1つ目は、整形外科領域における研究について知ることができたことです。大学では研究が非常にさかんです。特にリアルタイムPCRを用いた、人工関節の感染についての研究は基礎の研究がそのまま臨床に応用できている点が大変興味深かったです。私の場合は、自分でも論文を書いてみたいという希望があったので聞いてみると、テーマを与えてもらうことができ、論文を書くのが得意な先生が何人もいらっしゃるため英語での書き方やソフトの使い方を教えて頂くことができました。また、学会にも参加させて頂くことができました。
2つ目は、最先端の臨床に触れることができたことです。ナビゲーションシステムを用いてミリ単位の正確性で人工関節を入れることができることには正直驚きました。整形外科は機能性が求められる外科であるため、今後もまだまだ進化する可能性が広がっている領域なんだなと感じました。
まとめとして、1年目の市中病院とはまた一味違った大学ならではの面白さ、整形外科の奥深さに触れることのできた1カ月間だった思います。温かく迎え入れてくださった先生方に感謝したいです。

2008年度

臨床研修医 松宮基英
卒業大学:帝京大学 2007年
2年目研修医の松宮と申します。来年度、横浜市大の整形外科に入局することとなりましたので整形外科での研修の感想を一言。
横浜市大の整形外科を研修した印象としてはとにかく雰囲気がよいということです。自分は4-6月に麻酔科を研修していて、漠然と整形外科の先生が怖いように思っていましたが、実際に研修してみるとすごく雰囲気がよく、「先生、これってどうなんですかね?」と聞いたときに、めがねを上にあげながら一言「自分で本を読んでから質問しなさい」なんていう先生は一人もいません。みんな快く、しかもネタを交えて教えてくれるわけであります。
そんな雰囲気を楽しんでいると、研修の間はほとんど触れることのなかった骨や筋肉、レントゲン所見やMRIの所見の深さに驚き、特に興味はなかったはずなのに、焼肉を食べていてもカルビを見ながらどこの筋肉なんだろうなんて思ってきたりしてしまい、そしたら最後、整形外科医の道に入りこんでしまいます。
実際、まじめな話ですが、救急外来の多くは整形外科疾患といわれています。救急外来などを見学すると整形外科疾患の多さに驚きます。
自分は学生時代から救急医療をやりたいと漠然と考えていたのですが、実際色々な研修を行ってきて「救急をやりたい」と考えたときに一番使える医者は整形外科医だと感じこの科に興味を持ちました。そして研修をしてみると、手術への整形外科医ならではこだわりや、診断、身体所見がすごく面白く感じました。
そんなこんなで横浜市大の整形外科に入局を決めたわけではありますが、ここの医局は公言しているように、学閥がまったくないことと、各部門にスペシャリストがいること、研究なども積極的に行っていることなどが特徴のようです。僕は帝京大学の出身ですが、私立の大学だし、差別されたら嫌だな、というような心配もしていましたが、いざ研修してみると本当に関係ないようで上の先生同士も「あいつどこの大学だっけ?」などというくらい気にしていないようです。また、学生時代から留学にも興味があった(別に医者としてでなくても良いのですが)ため、留学への道が多くあることは魅力のひとつだと思っています。
まぁ、長くなりましたが、外傷、整形外科に少しでも興味がある人はここでの整形外科研修はすごく楽しく、そして放置されることなく研修ができオススメだと思います。実際、自分が2年間で一番楽しかった研修は整形外科でした。
また将来的に整形外科に進まない人でも外傷、救急、形成外科、などに興味がある人には、整形外科的な視点を経験するだけでも、研修する価値のある科だと思います。


臨床研修医 藤田祐司
卒業大学:宮崎大学 2008年
2008年の7月に1ヶ月間研修させていただきました藤田です。
まだ医師免許を取得して3ヵ月足らずの私ですが、先生方が懇切丁寧に指導してくださりとても実りある研修生活でした。私は脊椎グループを1ヶ月間研修させていただいたのですが、手術の際は必ず手洗いをして手術に入らせて頂いたり、神経根ブロックやミエログラフィーなどほかの研修医ではなかなかすることのできないような手技もたくさん経験させていただいて、医師になったばかりで色々なことを沢山やりたい自分にとってはとても貴重な経験になりました。
医局の先生方もとても明るくいい雰囲気で、研修医は自分一人だったのですが非常にやりやすかったです。1年目の研修医はシステムの都合上1ヶ月しか整形外科を研修することができなかったのが非常に残念であり、できることならもう1ヶ月は研修したいと感じました。これからもこの1ヶ月の経験を生かして頑張りたいと思います。


医学部5年 竹蓋清高
横浜市立大学
整形外科を回ったときには、先生方がとても親切に教えてくれました。臨床では、QOLに直結する主訴をもつ患者さんにたくさん出会いました。また、臨床の現場だけではなく、大学という特性を生かした研究についても、実際にどのようなことが行われているのか体験することができました。学生を信頼し、チームの一員として迎え入れてくれる整形外科での病棟実習は、とても魅力的で、充実したものでした。

2007年度

臨床研修医 美濃口和洋
卒業大学:浜松医大 2006年
こんにちは。7、8月と2ヶ月間研修させていただきました美濃口です。
自分は昨年平塚共済病院の整形外科を研修させていただき、大学、市中病院と両方研修することが出来ました。
昨年とは異なり、大学ならではの特殊な疾患を多くみることが出来、大変勉強になったと思います。また各グループに専門の先生が複数いらっしゃることで同一疾患でも様々な意見を得ることが出来、よりアカデミックに疾患を見る癖がついたと思います。
研究の方も多彩な方面へ力を入れており、臨床研究の方法論を学ぶとともに、実際に人工股関節後のX線計測や、そのデータ解析を行いました。残念なのは期間が短かったために、かなり忙しく余裕がなかったことであります。
医局の雰囲気はとても明るく、分からない事も気兼ねなく質問することができ、また質問に対しても懇切丁寧に指導して頂けて感謝しております。楽しい研修生活を送ることが出来たことを嬉しく思っております。

この研修で得たことを糧にこれからも精進したいと思います。


臨床研修医 若山悠介
卒業大学:山梨大 2006年
自分は4月から6月にかけての3ヶ月間の研修でした。研修は膝・足グループ、上肢・腫瘍グループ、脊椎グループ、股関節・リウマチグループの4つのグループを3週間ずつローテーションするという形でした。大学病院では一般病院とは異なって、部位別にグループが分かれているため、じっくりと一つの部位について深く考えることができました。また、全体でもカンファランスが多く行われており、そこでの討論に参加することでどのようなことが患者にとって一番良いのかということを深く考える習慣がついたと思います。大学ならではの経験として、臨床研究の方法論を学ぶことができ、実際にデータ収集、解析などに携わることができました。アカデミックな一面に触れることができたのは、非常に貴重な体験だったと感じております。
医局全体の雰囲気も非常によく、分からないことがあれば気兼ねなく諸先生方に質問でき、親切丁寧に指導していただきました。指導体制がしっかりしている大学病院で研修できて非常に良かったと感じています。来年からはこの研修で得たことを糧に一日一日が勉強という精神で頑張っていこうと思います。