~船員保険病院~

2012-11-12 Administrator

今年4月から横浜船員保険病院で勤務させていただいている平成20年度卒の渡邊太と申します。今回医局員レポートを担当させていただきます。

 当院は横浜市保土ヶ谷区にある、横浜市民病院にほど近い約200床の中病院です。当院に対しては比較的まったりとした印象を持たれている医局員の先生もおられるかもしれませんが、決してそのようなことはなく日々多忙な毎日を過ごしています。

参考までに僕の1週間の勤務内容を紹介させていただきます。

月曜:午前病棟番、午後検査(神経根ブロック、脊髄造影など)、夕方にカンファレンス

火曜:午前手術、午後は特に決まった業務はなく残務処理や救急対応、たまに手術など

水曜:1日手術日

木曜:午前外来、午後外勤

金曜:午前外来、午後手術

 毎朝8時半に皆で病棟回診を行い、水曜のみ朝8時から入院患者全員のカルテ回診を行います。僕の場合、だいたい仕事が終わるのは夜7~8時のことが多く、ここ最近は病院を出るのが9時~10時を過ぎる日もままあります。昼食を食べる余裕や食欲自体が無くなる日も多いです。かと思えば一転して定時に帰れる日もあり、元中日、今中投手のピッチングばりに緩急があります。

 奇数週の土曜は午前中病院が営業しており、僕も病棟番や外来を行っています。僕の場合、偶数週の土曜も1日外勤のため、完全な休日は1ヶ月のうち多くはありません。

 当科は一番下の僕を含め5名で、上司の川島診療部長、沼崎部長、渡邊竜樹先生、上条先生は皆さんダライ・ラマのように穏やかで優しく、僕のように素行や口の悪い人はおられません。

 どの病院もその傾向はあるかもしれませんが、当院は高齢者患者が非常に多いです。よって外傷は圧倒的に大腿骨頚部/転子部骨折が多く、その他の外傷はあまり多くはありません。ただし、症例数は多く、機会さえあれば人工関節や脊椎症例も執刀することがあり、腫瘍用人工関節を用いた手術や撓骨頭脱臼に対する尺骨矯正骨切りなどの稀な症例も経験させていただいています。

 当科の雰囲気はかなり自由で、治療方針、手術方法やアプローチ、術後後療法など基本的には自分で考えた通りに行い、自分で勉強して考える習慣が身に付きます。また、僕の個人的な印象として、当院は品川在住沼崎先生、華の独身上条先生を中心に脊椎手術を多く行っており、昨年購入したばかりの顕微鏡も備わっていて、自由な雰囲気で脊椎症例を学びたい若手医師には良い病院ではないかと思います。今年からCアームが2台に増え、手術室も1室増設される予定であり、手術環境も向上しています。