教授挨拶


横浜市立大学 整形外科
教授 齋藤 知行

卒業大学:横浜市立大学 1979年
専門:膝関節、リウマチ、脊椎、小児



整形外科は運動器の諸問題を取り扱う診療科です。運動器という言葉はあまり耳にされたことがないと思いますが、骨・関節、筋組織、末梢神経や脊髄を含めた神経組織からなる複合器官で、人間が人間らしく活動を行うのになくてはならない器官のことを運動器といいます。人間の体は200以上の骨から構成されています。そして、それぞれの骨は関節で連結され、人間の進化の過程で関節は目的に応じた形態と構造を有しています。大きな動きを必要とする関節はそれを許容する形態があり、靭帯などの軟部組織でゆるい結合をしていますし、体重をしっかり受ける関節では骨性支持が強固で、動きは制限されますが、その隣接部位で他の動きを代償する構造があります。関節を動かす動力源は筋肉ですが、靭帯付着部をみると靭帯線維、軟骨などにより特殊な構造をもちます。オリンピックやワールドカップなどで選手の行うスポーツの技術やパーフォマンスに感動することが多いと思いますが、それらは骨、関節、脊柱、筋肉などのすべてが適切に統合されて達成されます。

運動器を対象疾患とする整形外科における治療目標は体の機能を維持あるいは向上させることです。治療を受ける側と治療を行う側が一体となって、目標に向かう治療学です。その目的が達成された時の喜びは整形外科医冥利に尽きるものです。

横浜市立大学整形外科では大学病院を中心に神奈川県内の多くの協力病院とともに、市民の皆様が安心して受けることのできる整形外科医療を提供し、また最先端の研究と充実した教育を実践することを目標としています。

略歴


昭和54年 横浜市立大学医学部医学科卒業
平成05年 同大学院修了

昭和54年 研修医
昭和57年 町田市民病院 勤務
昭和59年 横浜市立大学整形外科 助手
平成01年 フィンランドHelsinki大学 Rheumatic Foundation Hospital 留学
平成03年 米国Case Western Reserve大学 Skeletal Research Center 留学
平成05年 横浜市立大学整形外科 講師
平成09年 横浜市立大学整形外科 助教授
平成14年 横浜市立大学整形外科 教授
現在に至る

【学会認定医】
昭和63年 日本整形外科学会専門医
昭和63年 リウマチ登録医
平成02年 リウマチ認定医
平成08年 日本整形外科学会スポーツ認定医
平成13年 リウマチ指導医
平成15年 日本脊椎脊髄病学会 指導医
平成16年 日本整形外科学会 脊椎認定医