リウマチ膠原病センター

【診療科概要】

センターをローテートする者の最大の課題は、関節リウマチ(RA)の最新の診断・治療技術を身につけることです。最近の若い整形外科医の中にはRAを診たがらない者やRAは内科の疾患というような認識が生じつつあるように思います。しかし我々には今まで整形外科医が永年にわたり築いてきたRAの治療を今後もしっかりと継続していく責務があります。内科医と異なり、関節を触り、リハビリや装具のオーダーもでき、かつ薬物治療がしっかりとできて、必要であれば手術でADLを改善できるような整形外科医師が社会から求められています。

主な対象疾患はRAです。外来診療ではRAの薬物治療がその大部分を占め、その他関節注射、リハビリテーションの指示、各種の装具や杖などの処方など、RAの保存療法を行っています。薬物治療では最近注目を集めている生物学的製剤の使用も積極的に行なっており、現在約200例超の生物学的製剤の経験があります。今後はその臨床実績をさらに伸ばしていこうと考えています。また最近は近隣の整形外科医、内科医からの紹介が急増しています。

研究面では主にRAとその類縁疾患の臨床研究を行なっています。リウマチ・膠原病センター整形外科に赴任される先生方には、1人1年につき1本の論文(出来れば英文)をdutyとしています。また学会発表は全国規模の学会に一人最低2回の発表をdutyとしています。


【主な手術内容及び件数】

手術治療では年間約100件の手術を行なっており、その9割がRAとその類縁疾患です。特に人工膝関節、人工股関節をはじめ、肩、肘、手指、足趾関節に対しても人工関節を積極的に行なっています。特に足趾人工関節は全国の施設と比較しても、かなり多くの症例数を行なっています。また手・足関節に対しては滑膜切除・関節形成・関節固定術などを行なっています。関節リウマチの手術においては骨質の問題、軟部組織の脆弱性、感染のリスク、周術期の内科的コントロール、術後のリハビリテーションなどOAや外傷等の一般的な整形外科疾患の手術とは多少違った扱いが必要となることが多いため、今後は関節リウマチの手術においては全国から一目置かれるようなセンターになるよう努力してまいります。


【診療体制】

リウマチ・膠原病センターの診療体制は整形外科医3名(准教授1、助教1、特別職1)、内科医3名という体制です。御紹介の際は、リウマチ・膠原病センター整形外科宛てに紹介状をいただき、水曜日以外に来院していただくようお願いいたします。また地域連携室を介しての紹介も随時受け付けておりますので、よろしくお願いいたします。