救急救命センター

【診療科概要】

当センターは、広範囲熱傷・指趾切断・急性中毒などの特殊疾病患者にも対応できる3次救急施設として、神奈川県内に2施設しかない高度救命救急センターです。搬送されてくる症例は、上記特殊疾病に加えて心肺停止、交通外傷、墜落外傷等の高エネルギー外傷・多発外傷、脊髄損傷、意識障害、重症急性膵炎や劇症肝炎などの他院では対応困難な重症なものばかりです。H22年10月に救急医学講座が新設され、森村尚登先生がセンター長として赴任してから、救急車受け入れ率が増え、整形外科的処置、手術が必要な外傷の件数も多くなってきています。H26年10月より当センターに併設する形で、重症外傷センターが開設されました。このセンターは、生命に危険が及ぶようなショック状態の多発外傷患者が適応となり、救急隊と連携し、搬送の適応を決定しています。院内の輸血部と連携し、即時大量輸血が可能であり、放射線科と連携して即時血管内塞栓術(TAE)が施行でき、必要に応じて緊急手術が即時に可能な体制を整えています。


【主な手術内容及び件数】

H27年度の整形外科手術の内訳は、骨盤骨折に対する創外固定10例、骨盤骨折のORIF11例、脊椎手術26例、四肢創外固定13例、下肢ORIF71例、上肢ORIF52例、腱縫合18例でした。上記のうち、開放骨折は41例でした。切断術は11 例、洗浄デブリドマン34例、抜釘16例でした。(1例で1日数か所の手術を要する多発外傷が多いのが特徴です)。

なかなか経験できないような重度外傷が経験できるのに加えて、外傷初期診療(JATEC)をはじめとする一般整形外科では習得しづらい知識や手技(気管切開、胸腔ドレーン挿入、超音波ガイド下CV挿入、開胸心マ、FAST等々)を学べるところが特徴の1つです。

当センターに勤務する整形の先生方は皆、外傷に興味があり、また、骨盤骨折、四肢開放粉砕骨折、脊髄損傷の治療を系統立てて勉強したいと思っており、それについては必ず得るものは多いと思います。手術も受け持ちになればできるだけ術者をお願いしています。そして周囲のサポートは万全の態勢で手術を行えます。自分の経験年数に応じた研修が可能です。


【診療体制】

当センターのスタッフは、整形外科4名の他に救急科13名、外科2名、麻酔科1名、形成外科2名、脳神経外科2名、内科2名、精神科1名の計27名で構成されています。これに加えて2か月毎に10名前後の研修医がローテートしてきます。診療体制は救急科及び各科ローテーターで構成される3つの診療グループと各専門科の年長者(Advisory staff)で構成される4グループで診療にあたります。当直はおよそ6日に1回で、当直に整形外科がいない場合にはオンコールで対応しています。

当センターは性質上、長期入院が困難であり、初期治療後は他院への転院をお願いしています。同門の協力病院の先生方には、いつも快く転院を受け入れていただいており、大変感謝しております。現在、毎週木曜日の午後にfollow up外来を行っておりますので、

何かありましたらご連絡ください。

また、当センターは他院からの転院搬送にも対応しております。一般病院では対応困難と思われる症例などありましたら御連絡ください。


外来予定

毎週木曜日午後2~4時になります。(ご紹介いただく前に救命センタースタッフに一度連絡いただけると幸いです)