県立こども医療センター

【病院の特色】

一般の病院では対応が難しい小児疾患に対し、他科と密接な協力で適切な早期診断・早期治療を行い、その後の発育期間の長期にわたり観察、治療を行っています。外来は完全紹介予約制で、紹介状を紹介医または患児の家族が当センターの医事課宛に送付して頂くと、医事課職員が家族の方に電話連絡し、初診日を決めるシステムとなっています(そのため必ず家族の連絡先を明記して頂きたい)。また外傷、炎症、悪性腫瘍の患児で当センターでの緊急の診療を要する場合には、紹介医より直接電話連絡を頂ければ、当日または数日以内に早急に対応しています。


【診療科概要】

脊柱側弯症、股関節脱臼、内反足など、一般病院では対応が難しい小児整形外科疾患に対し、他科と連携しながら診断と治療を行っています。また、当センターは肢体不自由児施設を有しており、バリアフリーの環境の中で併設された学校に通うことが可能です。長期療養を必要する患児は、手術からその後のリハビリテーションを含め、安全、着実に治療を行うことができます。


【主な手術内容及び件数】

年間の新患者数は約1020名で、小児におけるすべての整形外科疾患(骨・関節疾患)が含まれます。年間手術数は2017年度で267件です。

・脊柱変形は、環軸椎不安定症や思春期の側弯症、脳性麻痺や筋疾患に伴う側弯症などに高い診療実績があります。

・ペルテス病は肢体不自由児施設を利用した完全免荷治療と大腿骨内反回転骨切手術を症例に合わせて組み込むことで、国内でもトップクラスの治療成績を公表しています。

・大腿骨頭すべり症は手術と術後の免荷治療を適切に行うことで股関節変形を防止しています。

・先天性内反足に対しては、早期のギプス矯正と手術の併用によって、また二分脊椎など麻痺性疾患の足部変形は装具療法や手術によって機能的な足を再建、維持しています。

・先天性股関節脱臼の装具治療が無効なものには、オーバーヘッド牽引の利用や手術で対応しています。

・四肢の脚長差・変形はイリザロフ創外固定や8プレートにより治療しています。

・脳性麻痺や多発性関節拘縮症はリハビリをおこないながら必要に応じて軟部組織解離手術を行っています。

・骨肉腫などの悪性骨軟部腫瘍は血液腫瘍科、神奈川県立がんセンター骨軟部腫瘍科と連携し可能な限り患肢温存療法を行っています。


【診療体制】

完全紹介制なので緊急を要さない場合は、患者さんの連絡先を明記して当センターの地域医療連携室あてに郵送して下さい。緊急の場合には当センターの地域医療連携室あてにFAXするか、直接中村または他の整形外科医まで電話して下さい。状況に応じて対処いたします。

外来診療:月・水・金の午前。装具外来(全員)=木午後。