関東労災病院

【病院の特色】

当院は、昭和32年6月に開院して以来、数次にわたる増改築を繰り返し、平成19年に新築工事が終了しました。現在32診療科、病床数610床の総合病院として診療を行っております。東横線元住吉駅から徒歩10分、武蔵小杉駅から徒歩15分という好立地にあるにあり、「地域医療支援病院」、 「地域がん診療連携拠点病院」、「勤労者リハビリテーションセンター」、「勤労者脊椎・脊髄・腰痛センター」、「働く女性メディカルセンター」、「災害拠点病院」として、地域における中核的病院としての役割あるいは勤労者医療の推進等実施しています。


【診療科概要】

一般整形外科とスポーツ整形外科に分かれています。

一般整形外科

四肢骨や脊椎の骨折や靭帯、腱損傷、指の切断など手の新鮮外傷、股関節、膝関節、リウマチなど慢性関節疾患、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など脊椎疾患、良性骨軟部腫瘍など広範な整形外科疾患に対して保存療法、手術療法を行っています。兵頭晃部長、吉井祥二副部長は人工関節手術、骨折など外傷手術、小林部長は手の外科が専門で、切断指再接着などマイクロサージャリーを得意としています。

平成20年6月からは渡邉健一部長を軸として、脊椎外科を開始しました。

2ヶ月ごとに地域の開業医の先生方を交えたカンファランスを行っており、紹介していただいた患者さんのその後の報告や持ち寄っていただいた症例の検討を行っています。 

スポーツ整形外科

当科はスポーツ障害・外傷の治療を目的に1980年に日本で初めてスポーツ整形外科を標榜し、スポーツ障害・外傷の病態解明と治療法の確立を目指しています。学校体育、リクリエーションスポーツによる怪我の治療は勿論のこと、スポーツレベルの多様性、スポーツ種目による障害・外傷の特殊性を理解し、早期スポーツ復帰を目的に、適切な治療に努めています。そのため整形外科的メディカルチェックに基づいた装具・運動療法・手術療法・リハビリ療法などの総合的な治療を行っています。


【主な手術内容及び件数】

脊椎、関節、外傷を中心に症例が多く、年間手術件数は一般整形外科(スポーツ整形外科を除いて)で26年度1802件 27年度1844件 でした。外来の時点で専門化すると患者様が混乱するため、専門外来という形はとっていませんが、入院後は脊椎グループと関節・外傷グループに分かれて回診、カンファレンスを行っています。


スポーツ整形外科の主な手術名と件数(2015年度)

1 関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯) 469

2 アキレス腱断裂手術 142

3 関節鏡下半月板切除術 122

4 関節鏡下半月板縫合術 92

5 観血的関節制動術(肩、股、膝) 74

6 関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単) 54

7 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕、下腿) 50

8 骨折観血的手術(鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く)、足、指その他) 45

9 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) 36

10 骨部分切除術(鎖骨、膝蓋骨、手、足、指その他) 25

11 関節鏡下関節滑膜切除術(肩、股、膝) 22

12 腱移行術(その他) 19

13 関節鏡下関節鼠摘出手術(胸鎖、肘、手、足) 18

14 骨内異物(挿入物を含む)除去術(鎖骨、膝蓋骨、手、足、指その他) 18

15 関節鏡下関節鼠摘出手術(肩、股、膝) 17

16 骨移植術(軟骨移植術を含む)(自家骨移植) 14

17 靱帯断裂縫合術(指、その他の靭帯) 12

18 超音波骨折治療法 11

19 靱帯断裂縫合術(膝側副靱帯) 9

20 骨部分切除術(前腕、下腿) 8


【診療体制】

整形外科は各々専門を持った5名の部長、3名の副部長を軸に研修医まで含めると22名の体制で、近隣の診療所、病院など地域の医療機関と連携をとりながら診療を行っています。院内でもスポーツ整形外科、リハビリテーション科など関連する科と緊密に連携して診療しています。

地域の医療機関との連携を目標として、外傷から慢性疾患まで幅広い整形外科疾患の手術、保存療法を行っています。ほとんど全ての整形外科疾患に対応できますが、関節疾患に関して内視鏡などの最新の医療機器を駆使した手術を行っています。