藤沢市民病院

【病院の特色】

昭和46年10月に330床で開院(東館)して以来、地域基幹病院として業務を行い、病院機能としては、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、救命救急センター、災害拠点病院などの役割を担うとともに、臨床研修医指定病院でもあり研修医教育も行っています。


【診療科概要】

整形外科全般を扱いますが、その中でも脊椎変性疾患、頸椎・頸髄損傷、開放骨折などの重症外傷の件数が増加しています。

【特色】

MRI(2台)、64列三次元CTスキャン、各種X線診断装置(関節造影、脊髄造影、血管造影、骨シンチ、肺血流シンチ、肺換気シンチ、骨密度測定)、筋電図検査、サイベックス(筋力測定器)、アイソセントリック型X線TV(4台)、顕微鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術


【主な手術内容及び件数】

2016年度手術件数は約800件、人工関節(再置換を含む)は約40例です。関節リウマチは400人以上の患者さんが通院しており薬物療法が主体ですが、QOLを損なう症例には膝、股関節だけでなく、肩関節や肘関節の人工関節とともに肘・手・膝関節の滑膜切除術や固定術なども行っています。大腿骨頚部骨折に対しては緊急扱いとし可及的早期の手術を施行し、年間145例以上の手術を施行しています。

脊椎に対する手術は年間約90例を行っており、頚椎、胸椎、腰椎の変性疾患に加え、脊椎外傷が増加傾向にあり、緊急手術も積極的に行っております。スポーツ外傷も増加傾向であり、新しい関節鏡システムも導入し、スポーツ選手の早期復帰を心がけ、診療にあたっております。対象はコンタクトスポーツ、特にラグビーの障害を多数手がける他、体操選手やサッカー選手も多く治療しております。膝関節に対する半月板、靱帯損傷に対する鏡視下手術が20例。全症例1~2週間の入院です。骨折や脱臼などの外傷にはそれぞれの症例に応じて保存的治療あるいは手術的治療を選択しています。

小児救急にも対応し、小児外傷とくに上腕骨顆上骨折などに対しては年間約50件程度あり、緊急手術扱いとし、ほとんどの症例で当日の手術で対応しています。


【診療体制】

当院救急センターの受け入れは24時間365日オンコール体制をとっており、重症骨盤骨折、頸椎・頸髄損傷、多発外傷、開放骨折など迅速に対処し、緊急の血管塞栓術、造影検査も対応しております。


氏名         専門領域            専門医/認定医 

診療科部長

三橋 成行(S58)  スポーツ、リウマチ、関節外科  日本整形外科学会専門医/スポーツ医/リウマチ医

日本体育協会公認スポーツドクター 

國谷 洋 (H17) 脊椎外科            日本整形外科学会専門医/脊椎脊髄病医

                          日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医

日本体育協会公認スポーツドクター 

坂口 彰 (H19) 脊椎、外傷、救急、リウマチ   日本整形外科学会専門医

塚原  知隆(H22) 外傷、救急、一般整形

赤松  智隆(H23)  関節外科、外傷、一般整形       

林田 健太(H24) 関節外科、腫瘍

上野  晃寛(H25) 外傷、一般整形

釜田  祥史(H25)  外傷、一般整形




~医局員レポート 松宮基英先生より~

藤沢市民病院の大きな特徴として、非常に多岐にわたる疾患を経験できる点が挙げられます。

まず、救命救急センターがあるため、通常の骨折から頸椎、頸髄損傷、開放骨折、骨盤骨折などの重症外傷まで、さまざまな外傷を経験することができます。加えて、変形性関節症や、腰部脊柱管狭窄症などの変性疾患の患者さんも多く来院します。

また、BOSSの三橋先生が、プロラグビーチームのチームドクターをしているため、前十字靭帯損傷や半月板損傷などのスポーツ整形外科疾患も経験できます。

僕は、医師6年目となりますが、今までは外傷を中心とした手術がほとんどでした。しかしこの病院に赴任してから、外傷はもちろんのこと、膝や股関節の人工関節置換術、脊椎手術、関節鏡手術も執刀し、本当にさまざまな種類の手術を経験することができています。

 毎日が手術日のため、週2日の外来以外はほとんど手術に入っており、手術数は週に15件から20件と忙しい日々ですが、医局をはじめ病棟や手術室の雰囲気はとても和やかで、部長を中心にスタッフ全員がまとまっており、楽しく仕事ができています。

 経験値を非常に増やすことができ、また、やりたいと思ったことが自由にできる環境のこの病院は、やる気次第では非常に力をつけることが可能な病院です。